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タ~ラ~リ~ラ~♪ 「ホンダ!ホンダ!ホンダ!ホンダ!」


イギリスのスカバンド「マッドネス」によるムカデダンスで1981年に流行りに流行った「ホンダ シティ」のCMです。

「なんなが?」 というお若い方のため、また「おっ、懐かしい!」という方に一応貼っておきますね(=´ー`)ノ




ホンダ シティ CM 30秒バージョン


このCMの影響もあってかホンダシティ、非常に人気がありました。

それも販売台数だけでなく、どういうわけかグッズ関連の人気もなかなかのもので。


当時わたしは小学生でしたが、このシティの文房具を持ってましたね~。

文房具は三菱鉛筆の「BOXY」というシリーズでしたが、それ以外でもスーパーカー顔負けのグッズ展開で話題になっていました。


そんな人気に裏付けされ様々な車種展開がなされますが、そのなかでも特に尖っていたのがこの「シティターボⅡ」!

「ブルドッグ」の愛称が与えられ、そのデザイン、性能とともに語り継がれる名車の中の1台と言えます。



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特徴はなんといってもインタークーラーターボ過給による超やんちゃな走りでしょう。

とにかくこのクルマ、車重わずか735kgの軽量ボディを1231cc、110馬力(グロス値)のエンジンで引っ張りまわします。

車重735kgといえば今の軽自動車と同じくらいですね。

しかも、条件付きで10秒間だけ過給圧が10%アップする「スクランブルブースト」なる機能まであります!

おいおい、まるでゲームやん!!(゚ロ゚屮)屮



そしてデザインがまたかっこいい!!

ノーマルシティに対して、インタークーラーターボ搭載を強調するように盛り上がったボンネット!

ワイド感を強調する只者ではない迫力のブリスターフェンダー!



ちなみにノーマルシティはこんな感じ。



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これも当時としては個性溢れるトールボディで印象的でしたが、ブルドッグの迫力の前ではややプレーン過ぎるイメージになります。



さて、そんなシティ。

わたしがクルマに興味をもつきっかけになったクルマのひとつであり、小学生当時我が家のクルマとして欲しくて欲しくてたまらなかったのですが、その夢は叶うことなく25年が経過します。


AE92レビンからはじまって、様々な車種を乗り換えてきたわたしの前に、ふとしたきっかけで知り合いの中古車業者経由でこのシティターボⅡが登場!


「買った!!」


当時としては極上のタマで、この機会を逃したらもう2度と出会えない予感がしたわたしは、電光石火の如く契約書にサイン!!(ノ゚⊿゚)ノ


別に大金掛けレストアしてまで乗るつもりはありませんでした。

ただただ、小学生当時憧れだったクルマのオーナーになってみたかった、そんな気持ちで。



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インテリアデザインは言うまでもなく80年代のそれであり、機能的には最小限。

大きめの1眼メーターの目盛は回転計で、速度はその中にデジタル表示されます。

その左にターボの過給圧が表示されますが、大き目に主張するあたりホンダの気合いが感じられます。



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フェンダーだけでなく、バンパーの張り出しもブルドッグの特徴。

全長はノーマル比プラス40mm。全幅プラス55mm。

「TURBOⅡ」の表示が誇らしげです。



そして、シティのポップなCMとはまた違う趣のブルドッグのCMがこちら。

このBGMも鮮明に覚えています。




シティターボⅡ CM 30秒バージョン



乗り味に関してはわたしが体験したのは前述の通り25年落ちの個体。

新車当時のコンディションなど分かるはずもありませんが、それでもやんちゃぶりの片鱗は伺えました。


うわさに相違ない「どっかんターボ」はまさにファンな走りそのもの。

ターボラグの大きさは聞いていましたが、ほんとに一拍遅れてどっかーん!とかまされます。

もう素人にはアクセルワークとかそんなレベルではなく、ただただ強烈な走りを楽しむツールですね。

こりゃ新車時はブルドッグではなくあばれ馬だな・・・。


それでいて燃費はカタログ値17.6km/hでしたから、無茶な走りをしなければエコにうるさい今でも通用するじゃないか。



そんなシティには、カブリオレバージョンも用意されていました。



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かっけー!(≧◇≦)

ノンターボ車でしたが、ブルドッグ譲りのデザインはこちらもスペシャル感を漂わせています。

また、フェラーリでおなじみのピニンファリーナによるソフトトップデザインは、国内ではオープンカーがまだ少なかった時代にあっても秀逸。




さて、そんなシティターボⅡですが、残念ながら2年ほどで手放してしまいました。

当時は程度の差こそあれ、車両自体は市場でまだ少しは流通してたのですが、今ではネットで探すくらいではもう見つかりません。


あ~、惜しいことした~(ノд・。)








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