PAO

日産のパイクカーシリーズ第2弾、パオ。

平成元年発売時、当時としてはレトロなデザインで人気を博しましたが、それから30年近く経とうとしている今となっては同年代の一般車もある意味レトロなわけで、何やらよく分からなくなってきます。


ちなみにこのクルマ、初代マーチがベースになっていますがそのデザインがこちら。


マーチ

このクルマをレトロ調にしたということですが、このマーチも十分古いデザインですね・・・。

むしろ最近の、特に軽自動車のデザインのトレンドを見ていたら、パオの方が新しく見える不思議(笑)


まあ、パイクカーの定義は特徴的なスタイリングの追及にありますので、単に古臭いだけの初代マーチ (失礼! デザインはあのジウジアーロだぞ!) とは30年近く経った今でも立ち位置が異なるのでしょう。


それはさておきこのパオ、わたしというより家族が所有しており、度々運転していましたので軽めに感想など。



前述の通り、日産のマーチをベースにしたパイクカーは1980年代後半に3車種発売されました。

団塊Jr.世代以前ならおなじみですが、若い方はご存じないかもしれませんので写真だけ置いときますね。



Be-1
1987年発売 「Be-1」


フィガロ
1989年発売 「フィガロ」


あ、見たことある!という車種もあるかもしれませんね。

実際高知の街中では今でも3車種ともたまに走っているのを見かけます。

同年代の一般車はガンガン廃車されているでしょうが、このパイクカーは限定生産車で希少価値があるため、まだまだ大切にされているようです。

オーナーの方も愛着があるのでしょう。


また、フィガロは人気ドラマ「相棒」で使用されていましたので、中古車人気も再燃している模様。



話を「パオ」に戻します。

単純にスペックだけ見ると、エンジンは987ccで52馬力。
車重はマーチの635kgに対して750kg(AT車)。

ベースとなったマーチでもちょっとした上り坂でビービー言ってましたが、それより大人2人分重いこのクルマの走行性能は推して知るべし。

実際、わたしも借り物含めて結構な台数のクルマを運転しましたが、このパオほど走らなかったクルマを他に知りません(^▽^;)

とにかく、いつどんなにアクセルを踏み込んでもイメージしたスピードに達せず、思わず運転席で身体を前後に揺さぶってアシストしたくなるほど。

まあ当然、そんなことしても加速の手助けにはなりませんが・・・。 気持ちはわかっていただけますよね?( ̄ー ̄;


そんな走りに最初は少し戸惑いましたが、ふと考えてみるとまあパオはこれでいいんだなと。


モチーフとなったのは1960年代のフランス車。

スピードを出して走るより、まずは移動手段としての役割。
そしてなにより、所有する喜びを満たしてくれる存在であることが大切。

1にも2にも肝はそのスタイリングにあるわけで、このクルマの走りをどうこう論じるのは少々お門違いかもしれません。


反省。



続いてインテリア。

PAO3


いやはや、シンプルそのもの。


下に見えるのはカセットデッキとラジオ。

オプション扱いでしたが、このインテリアを見るとこれを付けるしかありません。

ここに市販の黒いカーオーディオを無理に付けていたら違和感ありありですからね。


ハンドルもエアバッグがなかった時代ですので、これまたシンプル。

鉄板むき出しのインパネや内装の雰囲気もいい感じ。



PAO2


リアビューもなかなかキュート。

とはいえ後ろのゲートは真ん中から上下に分かれて開くタイプのため、実用性もバッチリです。

高原へピクニックにでも出掛け、この後ろのゲートに腰かけてサンドウィッチでも頬張れば雰囲気出ますが、このゲートはどうにも弱々しくそうする気にはなれませんでした・・・。


リアシートの居住性もマーチ譲りでなかなか快適。

同じマーチベースのフィガロは狭くてまともに座れませんでしたから、同じパイクカーとはいえ性格は結構異なります。



というわけでこのパオ、サイズも手頃で扱いやすく、非力とはいえ街中では必要十分とも言えますので買い物や普段の足に最適なクルマでした。

何より個性的なデザインが所有欲をくすぐりますv(。・ω・。)





それにしてもベースになった初代マーチ。

CMでの有名なフレーズがいまだに印象深いですね。




「マッチのマーチ ♪」 

マーチ3

なにげに名フレーズ(* ̄∇ ̄*)






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