もうね、ブログランキングに表示されているだけでカテゴリの品性を損ねる記事タイトルですみません。
回顧記事の多い当ブログ、勿論これも回顧ネタでありわたしが考えたものではありませんので誤解無きようお願いします。
そもそも ”ボイン” なんて死語も甚だしいかもしれませんが、80年代後半に「巨乳」なる言葉が用いられるまではこれが主流。
1967年、伝説のテレビ番組「11PM」で、大橋巨泉氏が朝岡雪路さんをからかって「胸が大きくボインとした感じだ」と擬態語で表現したのがはじまりだとか。
それ以来、多くの世の男性たちを魅了し続けた甘酸っぱくも艶めかしい言葉として定着していきます。
個性的な技が光る”ゲームセンターあらし”
ボインはさておき、1980年代コロコロコミックで連載されていた「ゲームセンターあらし」
その名の通り”あらし”という名の主人公が様々なゲームでライバル達と対戦する漫画です。
とはいえ、実際のゲームの攻略法が学べるようなバイブル的な内容ではなく、むしろゲームに関係なく必殺技をただひたすら繰り出すいわゆるバトルもの。
当時のコロコロコミックは題材こそ違えど、全く現実的ではない必殺技を繰り出して展開する漫画が多かったですね。
ラジコンの「ラジコンボーイ」、チョロQの「ゼロヨンQ太」、果ては試験問題で対決し、空中に放り投げた何枚もの答案用紙を両手で解答する「とどろけ!一番」なんてキワモノ(失礼)までありました。
その中でも特に人気があったこの「ゲームセンターあらし」で最も有名な技は、初期にあみ出された「炎のコマ」でしょうか。
「ゲームセンターあらし」 炎のコマ初登場!
超高速でゲームのレバーを操作し、その摩擦熱で炎が上がる様から名付けられたこの技。
元々正月に遊ぶコマを高速回転させて習得したことに由来します。
上記初登場シーンではおとなしめの描写ですが、これ以降はその名の通り派手に炎が燃え上がり必殺技感が増します。
とはいえ、何故レバーを高速で動かせばゲームで勝てるのかは不明。
一応、あまりの高速操作のためコンピュータがついていけず、本来想定されていない自機がワープするような動きをして敵攻撃をかわすという説明ですが・・・。
まあ、少年漫画ですから理由を突き詰めるのも野暮ってものですな。
とにかくこのゲームセンターあらしでは、あの手この手でレバーを高速操作する技があみ出され続けます。
ちなみにこのゲームセンターあらし終了後に連載開始された、ファミコン題材の「ファミコンロッキー」(1985年連載開始)では、レバー操作よりむしろボタン連打が重要視されるようになりました。
これは当時の子どもたちのヒーロー「高橋名人」の16連射に由来しているものでしょう。
この漫画では「ゲーム拳五十連打」という、その名の通り1秒間にボタンを50回連打する技が有名ですが、これも超高速でボタンを連打することによりバグを誘発するという炎のコマに似た、ちょっとアンフェアでは?と思わせる技です。
こんなのが主人公の技でいいのかよ・・・。
「ファミコンロッキー」 大層なこと言ってますが、つまるところバグ誘発中の図
何でもアリの技
話をゲームセンターあらしに戻します。
バトル漫画の常で、当作品も話数を重ねるごとに技のバリエーションが増えていきます。
「エレクトリックサンダー」という技に至っては、自分の手をこれまた高速で重ね合せて静電気を起こし、ゲーム機にぶつけるというスゴ技。
ええ、今度は静電気によるバグ誘発ですよ・・・。
なんと言いますか、まだ炎のコマならレバー操作している分、見た目としてはゲーム対決っぽい感じはします。
ただ、静電気でゲーム機の誤作動を狙うとなると、これはもう究極のなんでもあり。
バグでカウンター振り切るくらいのスコア表示させればもう勝利確定じゃん・・・。
初期にあみ出された技なんですが、ぶっちゃけもうこれ以上必殺技いらないじゃん・・・。
まあそこはそれ。
いろいろな対抗策が打ち出されて、またあらたな技を発明する展開にしないと連載終わってしまいますからね。
でも当時子どもながらに、エレクトリックサンダーこそが究極の技と信じて疑いませんでした。
ボインでゲームだと!?
そんな中、登場するライバル達も個性的でツッコミ満載な技を披露しますが、かなり異色なのが記事タイトルの「ノーブラボイン撃ち!」
まずはその様をご覧いただきたい!!
はい、先ほどの炎のコマとはうってかわって、こちらはボインでレバーを操作します!!
バスト推定何センチとかそういった次元を超越するこのド迫力!!
ご丁寧にも必殺技名に「ノーブラ」と名付けこの巧みなボイン使いを説明していますが、ブラが有る無しの問題ではありません。
「女なればこそ」って、そこに女性らしい恥じらいはないのか!?
しかもさっきより
先ほどわたしが究極の技では?と書いた「エレクトリックサンダー」までもボインで再現しています!!
しかも「エレクトリック」が「ボイントリック」へアレンジされていますが、これはもうボインを使ったトリックと理解するべきでしょうか!?
こいつは誰だ!?
そんなトンデモ技を駆使するこの人物は一体!?
ま、まあこのボインの伸び具合を見ると、あまりお若くないことは察しますが・・・。
実はこの人物、主人公あらしの母親です!!
当初はゲームばかりに興じるあらしを懲らしめるべく扮装して登場しましたが、すぐには正体もバレず激戦を繰り広げます。
なんてったって母親ですからね。
あらしの行動パターンはお見通しでなかなかの好敵手になります。
一回限り登場のネタキャラかと思いきや、その後も要所要所で登場し、今度はあらしの手助けをするという少年漫画王道パターン。
う~む。
友人の目の前に自分の母親が出てくるだけでも気まずいですが、変なインベーダーのマスクを被って、挙句ボインを振り回された日にゃ思春期の友人同士どんな空気に包まれたことやら・・・。
あらしに登場する技は数あれど、その大半を忘れてしまっている今でも鮮明に覚えている技でした。
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