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【1989年発売】

SEGA体感ゲームシリーズの名作アフターバーナー。

一般家庭では筐体を購入する荒技以外到底プレイ出来るとは思えない驚愕のCGにスピード感、そしてエッジのきいたサウンド。

我らがセガマークⅢにも移植されましたが、まあ雰囲気だけね、といった別物でした。

それでも興奮してプレイしたものです。スペックの割には頑張っていましたよ。

そんな名作が、あの憧れの名機X68000に移植!

しかも発売元は数々のゲーセン移植でX68000ユーザーを魅了したあの電波新聞社!

これはもう期待が高まりますな。


その上、より本格的なプレイスタイルにこだわるユーザーのため「サイバースティック」なるどう考えてもアフターバーナー専用としか思えないコントローラーまでシャープさんが用意してくれました♪
(商品自体は電波新聞社製とのこと)

23,800円もする高価なコントローラーですが、これがあれば興奮度は段違いにアップすること間違いなし。





cyberstick
※中段下「これで君もトップガン気分!」が時代を表しています




そんなわけで実際の移植度ですが、それまで「見た目はほとんどゲーセンそのまま」
の再現率だったさしもの電波新聞社様もこれには梃子摺ったようで、写真を比較すると正直「あれあれ・・・?」という印象。

明らかに全体的にこぢんまりとした印象で、とくにボーナス面の岸壁の寂しさは歴然。

いかにX68000と電波新聞社の最強タッグでも、移植元のハードスペックには敵わないのか・・・。


いや、やろうと思えばもう少しゲーセンに近いCGに出来たかもしれない。

でも、本作一番の特徴であるスピード感との整合性を計りつつ、見た目よりもゲームとしてのバランス、爽快感を重視した結果こうなったのでしょう(電波新聞社信者の私)。

実際プレイすると、特に上記サイバースティックを握れば、これが家庭で遊べるだけでもう幸せ・・・と恍惚の表情でのめり込むこと請け合いの良質なゲームとして評価出来ますし。

いいじゃん、ミサイルの弾幕なんて薄い方が見やすいし、背景が簡略化されている分視界が良好だし、アフターバーナー名物「画面が隠れるほどの敵機スプライトドアップ」なんてうっとうしいだけじゃん。


・・・まあもちろん全部負け惜しみですけどね。

そんなわけで世間的には若干がっかり感が漂っている本作ですが、かなうことなら自宅でゆっくりプレイしてみたいと思う作品です。


そうそう、ライバル機FM-TOWNSにも移植されていました。

電波新聞社からではなくCSK総合研究所からですが、こちらは雑誌で見る限りX68000版にくらべて再現率が格段に高く、めまいを覚えた記憶があります。

何かと比較されているFM-TOWNSとX68000ですが、これは完敗だと思いました。
いえ、開発者でもなんでもないわたしごときが負けたなんて発言おこがましいですが。

ですがTOWNS版は68とは異なったアプローチで移植した結果、電波新聞社の判断が正しかったことを皮肉にも証明してしまいました。

TOWNS版はたしかに写真で見る限り再現度は高いですが、やはり性能的に無理矢理移植した感じがあり、動きの硬さやスピード感、そして一番肝心なゲーム性という点では残念なものと言わざるを得ません。

もっさりカクカクで思ったようにプレイ出来ず、とにもかくにもストレスが溜まるといった具合でしょうか。

富士通広告のTOWNSの画面に誇らしげに映っていましたので(ローンチタイトルでしたからね)、まあ分かりやすく68との性能の違いをアピールしたかったのでしょうが、それが逆にあだとなった印象です。
(TOWNSユーザー様、移植関係者様ごめんなさい。)

ちなみにFM-TOWNSのイメージキャラクターはナンノこと南野陽子さんですね。

最近でもテレビでよく見かけますが、今も当時もあまり変わりませんね。

今でも「はいからさんが通る」のかわいい衣装似合うんじゃないでしょうかねぇ(しみじみ・・)。
 

スケバン刑事つながりでいえば斉藤由貴さんがPC-8801FHのイメージキャラクターを努めていました。

斉藤由貴さんも最近テレビでよく見ますね。

auのCMではすっかりお母さんですが・・・。

そういえば、浅香唯さんは何かパソコン関係のCM出てましたっけ?





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