グラディウス


「ゲームセンター愛」


高知にかつて存在したゲーセンの名前であり固有名詞。


よって、「~愛」とか「~命」といった、わたしのゲームセンターに対する愛情を書いた記事ではありません。


それにしても「~命」とか、とんと聞かなくなりましたね・・・。

昔は「聖子命」と書かれたハチマキ巻いた親衛隊とかいましたもの。


あと、「命掛けるかえ~?」なんて表現も子供の頃よく使ってましたが、一体命がいくつあったら足りたことやら。


それはともかく、わたしが中学生の頃、コナミのシューティングゲーム「グラディウス」が流行りに流行ってました。



グラディウス2



このゲームに関してはまたあらためて思い入れを語りたいと思いますが、その人気の過熱ぶりからどこのゲーセンに行ってもかなりの順番待ち。


「茶暮里」や「WIN」なんてメジャー所では人だかりが出来ており、プレイを見せつけるのにはいいですが練習段階では逆に恥ずかしくもあり。


そんな中、ツレの誰かが見つけた穴場スポットこそ「ゲームセンター愛」でした。




場末のスナックか!?



場所は高知市東石立町。


表通りからかなり入り込んだ住宅街の一角にその店はありました。


外からは出入口の扉一枚で中は一切伺えず、誰かに紹介されないと入るのには少々勇気がいる店構え。


雰囲気的には繁華街の路地裏のスナックといったところでしょうか。


おまけに店名が「愛」とくれば、到底中学生が出入りするような店には思えません。


意を決し中に入ると、店内は店内で外観から想像出来る通り、窓からの外光が少ないため妙に薄暗くゲーム画面の光が一際目立つ様相。

そしてこれまたスナックを思わせる少々狭い空間と控えめな照明は危険な香りをぷんぷん漂わせています。


まさに昭和のゲーセンのイメージそのままに、ボンタン履いた不良がタバコ片手にたむろしていてもおかしくない雰囲気。


設置してあるゲームといえば、インベーダー以来お馴染みのテーブル型の筐体ばかり。


店内も少々古びており、少なくともデートで訪れるような感じではありません。



「誰で、こんなところ紹介したやつ!(小声)」



初見なら店に入るなりそう思うのも無理はありません。




愛




意外と居心地良く



ところがそう警戒するのもつかの間、店内をよく見渡すと客層はいたって普通。


むしろ皆熱心にゲームに打ち込むその姿は、冷やかしのチャラいあんちゃん達がよく居た他のゲーセンより好印象。


店の人も年配の方で、愛想良く話しやすそうな雰囲気。



そして何よりのポイントが、場所が場所ゆえ店内の客が少ないため、あのグラディウスがほとんど待つことなくプレイ出来ます!



「ええやん、ええやん!」



先ほどまでの緊張感はどこへやら、わたしら一同は早速ゲームに興じます。




レアモノゲームもあるぞ!



店内を見れば予想がつくところではありますが、昭和末期ですらすでに懐かしさを感じるレアモノゲームもありました。


それも中々人気があるところを見ると、レアモノ目当てにわざわざここへ足を運んでいるフリークがいるということですな。


単に新機種への入れ替えが進んでいないだけかと思われますが、かえってそれがこの店のカラーになっているわけで。



カップ麺とともに



そしてこの店のもうひとつの特徴が、店内に常に漂うカップ麺の香り。


この当時店内でカップ麺が食べられるゲーセンは他にもありましたが、この店のお客のカップ麺購入率は結構高かった気がします。

なにせ「自販機が備えられている」という程度ではなく、店員さんに注文するとお湯を入れて出来上がった状態にして持って来てくれます。

カップやきそばもありましたが、当然これもきちんと湯切りしてソースもキレイにからめてくれています。

これが不思議とウマイ!!

なんでしょう、即席麺なのに自分で作るより美味しい状態に仕上げてくれます。

一体どんな裏ワザがあるというのか・・・。


おかげで日曜ともなれば午前中から店に出向き、昼食はここでゲームをしながらすますといったあまり健全とはいえない休日の過ごし方でした。


大人になればパチンコでこういった過ごし方をする方もいるみたいですが、中学生でこれはねえ(笑)



やきそば




ファミコンの台頭



ただ、そんなどこか背徳感を覚えた休日の過ごし方にも変化が訪れます。


グラディウス全盛期からほどなく、ファミコンで「スーパーマリオブラザーズ」が発売されたのです。


初めてプレイしたわたし。


「なんじゃこりゃ、おもしろい!!」


・・・それからというもの、休日は友達の家や自分の家でファミコンしながら過ごすことになりました。


それぞれの家の親は昼食をふるまうつもりでいましたが、中学生の頃はなんだかそれも気恥ずかしくてお断りし、ここでもカップ麺をすすりながら打倒クッパに燃えたものです。

そのカップ麺の味は普通でした。


ゲーセン自体はたまに行きましたが、プレイするゲームはメダルや景品物でしたので、テーブル筐体のみだった「愛」にはこれ以降足を運ぶことはありませんでしたね。


いつまで存続していたのかももう分かりませんが、その店名とカップやきそばの味は鮮明な記憶として残り続けています。





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