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まぁ、あまり読まれないテーマだと思いますが、これまたふと思い出したので興味がある方へ向けて(過激な描写はありませんのでご安心下さい)。


「テレビではこれ以上お見せできません」のフレーズで、ホラー映画としては異例のヒット作となった「食人族」。

その名の通り、人をも食する原住民が密林に存在しているという情報を元に、大学教授はじめ探検隊が調査に訪れ、その先で巻き起こった惨劇が記録されたドキュメンタリーという設定の映画でした。


ええ、「設定」です。

ですが、この映画のプロモーションが非常に巧妙に制作されており、公開当時あたかも「流出」した映像のような取り上げ方をしていたため、本当にあった話だと誤解する人が続出しました。



当時わたしは小学生



公開されたのは1983年。

今なら鼻で笑うような設定(失礼)ですが、当時は「水曜スペシャル」の川口浩探検隊シリーズ、ワイドショーで夏休みの度に放映されていた「あなたの知らない世界」なる怪奇特集、はてはUFOやネッシーなどテレビでは超常現象に関係する番組が目白押し。


もちろん当時すでに大人だった方は娯楽として割り切って楽しんでいたんでしょうが、当時わたしはまだ小学校の中学年。

さすがにUFOやネッシーには胡散臭さを感じていましたが、川口浩探検隊やこの食人族は十分ありえる話だと子供心に思い込んでいました。


もし川口浩探検隊が潜入先で不幸にも全滅する事故に遭遇し、その映像が記録されたテープだけが回収されたとしたら・・・。

そう置き換えると、この食人族の内容にも信ぴょう性が高まります。



意表を突くプロモーション



この映画をより強く印象付けた要素として、先ほど挙げた事実と誤認させる巧妙な宣伝動画がありましたが、当時の小学生たちを巻き込んだ要因としては「意表を突かれた」ことがあります。

なにせこっちはアニメ映画を見に行っていたのに、上映前の宣伝でいきなりこれが流れるもんですから子供たちは大パニック!

最初はただのホラー映画の宣伝だろうと高を括っていたのが(それでも衝撃的な映像に怯えていましたが)、人が人を喰らうという超常現象とは異なる、ありえなくもない現実味に震えが止まらなくなります。

当然泣き出す子供も現れ、パニックがパニックを呼びアニメどころではありません。

今ならアニメ映画の前にまずこういう予告は持って来ないでしょうに・・・。

子供を巻き込んだプロモーションとしては効果絶大ですな。



宣伝ポスターから逃げろ!



なんとか映画館を後にするも、トラウマたる要因はこれからが本番。


テレビを付ければ、映画館ほど過激ではないにせよフラッシュバックには十分過ぎる映像とナレーションが襲いかかります。


そして、一番強烈に覚えているのが宣伝ポスター。

ブログに貼るのは控えますが、ご存知の方は覚えているでしょうか。

裸の女性がクイに串刺しになっているあのポスター。

ピンと来ない方、世代的に知らない方はネットで検索していただければすぐ出ますが、閲覧はおすすめしません(汗)


もうね、こんなポスターがあちこちに貼られていたからたまったもんじゃなかったですわ・・・。

これまた突然目に入り意表を突かれました。

今では絶対ありえない光景です。

いえ、作り物と認識していればまだ大丈夫なんですが、当時は本物だと思っていましたから友人たちとポスターの場所をチェックして、その前は絶対通らないようにしていました。

社会現象にもなっていましたから、結局通学路からは撤去されたような覚えがありますが、確認するのも怖かったので定かではありません。



いい時代だったのかも



今こういう映画があっても誰も信じないでしょうし、そもそも企画として無理があります。

仮にB級映画として割り切って制作されたとしても、今どきの小学生ならさして怖くないでしょうしねぇ。


そもそも心霊現象や怪奇現象、超常現象を扱った番組自体がほとんどなくなってしまいました。

探検隊シリーズはおろか徳川埋蔵金のような番組すら見なくなりましたし。


いわゆる「やらせ」や「演出」は排除される方向です。

たしかに恣意的なやらせや誘導的な演出は控えるべきでしょうが、では昔は悪かったのかといえばそうとも思えないのは歳をとったせいでしょうかね~。


「テレビはつまらなくなった」と言われる原因のひとつかもしれませんが、そこに至った理由まで考えると、なんだかなぁと考えてしまいます。





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